デトックスって何だろう?ちゃんと知りたい効果と方法

デトックスといえば、モデルやセレブ達がこぞって取り入れている流行りの美容テクニック。すっきりキレイになれそうでとても魅力的ですが、具体的にどうすればいいのか実はよくわからないという方も多いのではないでしょうか。そこで今回はデトックスに注目!「ホントに効果があるの?」「何をすればいいの?」という疑問にお答えします。

そもそもデトックスって?

デトックスは英語で“detox”と書き、「解毒する」という意味を持つ言葉です。本来はアルコールや麻薬中毒などの治療で使われ、文字通り体にとって有毒なものを排出することを意味します。また、「解毒」という意味の“detoxification”(デトキシフィケーション)を略した言葉だともいわれています。

いずれにしても、私たちがイメージするデトックスはこれとはちょっと違いますよね。毒といっても命に直接関わりはなく、健康や美容にちょっと邪魔なものを取り除こうという意味で使っています。具体的にどんなものがデトックスの対象とされているかというと、

  • 老廃物
  • 脂肪
  • 活性酸素
  • 食品添加物
  • 農薬
  • 排気ガス

などがあげられます。そして、そんなデトックスの効果とされているものが、

  • ダイエットできる
  • 美肌になれる
  • 代謝が上がる
  • 血液やリンパの流れが良くなる

などです。どれも女性からしたら飛び付きたくなる効果ばかり!体の中は見えないから、自分にも毒素がたまっているのかも…とちょっと心配になってしまいますものね。

デトックスはアーユルヴェーダや漢方にも

デトックスは2000年代に入った頃から注目され出しましたが、古代インド発祥の伝承医学、アーユルヴェーダにも似た考え方があります。アーユルヴェーダでは、体に溜まっていくよくないものを「アーマ」と呼び、病気や体調不良の原因になると考えます。主に「未消化物」がアーマとなるのですが、これを胃腸の働きをスムーズにして消化し、健康になろうとするのです。

また、漢方では「水毒」や「食毒」というように、「毒」という字を使って病気の原因を表し、炎症を「熱毒」と呼び、解毒して体調を整えようという考え方があります。

アーユルヴェーダも漢方も、その穏やかさや効果が女性にはとても魅力的に響くので、そうした人気の下地もあってか、デトックスはキレイになりたい女性たちの注目の的となっているのですね。

でもちょっと待って!デトックスのホントのところ

こんな風にデトックスが注目を浴びる一方で、「本当に効果があるの?」という声が上がっているのも事実です。例えば、

  • デトックスでいう「毒」は、生きていれば取り入れざるを得ないものよね。直ちに排出しなければいけないの?
  •  肝臓や腎臓のように、もともと体には有害なものを排出する機能が備わっているけれど…?
  • 毒とされる特定の物質を排出させるのは、治療以外では難しいのでは?それが自宅で簡単にできたらおかしいんじゃない?
  • 利尿や下剤の作用もデトックスらしいけど、それで脂肪が減るわけじゃないよね?

などというもの。どれも言われてみればなるほどと思う意見ですよね。 私たちがデトックスに期待するのは、ずばりダイエットなどの美容効果ですから、そうなるとデトックス=キレイになれるという図式は、安直で期待し過ぎのような気もしてきます。

本格的なデトックスは医療行為のキレーション

「デトックスって効果ないの?」と心配になってきたかもしれませんが、実は医療行為としてのデトックスも存在します。体に入ってしまった有害なミネラルを取り除くもので、キレーションと呼ばれています。

食べ物や呼吸を通して体内にたまった鉛や水銀、カドミウム、ヒ素、アルミニウム、ベリリウムといった重金属を点滴や経口投与したキレート剤に吸着させて、尿から体の外に排出するのです。

キレーションは、鉛中毒の治療方法として1940年代から行われていたものですが、動脈硬化にも効果があることがわかり、その後、他の様々な病気の予防やアンチエイジングにも効果が期待できるとして広まりました。ですが、安いとはいえない金額で数十回続けることが必要なので、なかなか気軽に行えるものではなさそうです。

こう考えればいいのかも

このように見てくると、「私たちが気軽にできるデトックスってやっぱり効果はないのかしら?」と思えてきてしまったでしょうか。でもちょっと待ってくださいね。がっかりする前に、世の中でいうところのデトックス方法にはどんなものがあるのかをみてみましょう。

  • 毒素排出作用のある食品を食べる
  • 毒素排出作用のあるサプリメントや漢方をとる
  • アロマで利尿作用、便秘解消を狙う
  • お風呂や運動で汗をかく

いかがですか?「毒素」というと医療行為が必要な危険なものを想像してしまいますが、それが腸内に長く溜まった便だったり、むくみを起こす水分であったりしたらどうでしょう。便秘を解消したり、むくみをとったりすることは健康法や美容法としては間違いではないですよね。汗をかくこともシンプルに気持ちが良いものです。

医学的な「毒出し」とは違うけれど、こうした自分でできるデトックスも健康やキレイになることとは無関係ではなさそうです。便秘解消や汗をかくことで直接脂肪が減るわけではないですが、肌トラブルの原因が一つ減ったり、おなかまわりがすっきりしたりと体が気持ちの良い状態へ向かいます。

体に溜まってほしくないものの代表である老廃物を上手に排出しましょう、腸や肝臓、腎臓の働きをサポートして排出をスムーズにしましょう、という目的なら、自分でできるデトックスも魅力あふれる美容&健康法ですよね。問題があるとすれば、過大な期待をしすぎてしまうこと。そのために一つの食品に頼りすぎたり、下剤などを利用してしまうことはとても良くないことです。

デトックスで押さえるべきは便秘の解消

「デトックスってやっぱりよさそう!始めてみようかしら」と思った方におすすめしたいのが、便秘解消デトックスです。デトックスといったらまずこれ、これをしないとデトックスは始まらないといえるほど、便秘解消は必須ポイントなんですよ。

そして、便秘を解消するには腸内環境を整えるのが一番!善玉菌を増やせば腸のぜん動運動が活発になり、排便がスムーズになります。善玉菌はビフィズス菌や乳酸菌の入ったヨーグルト・発酵食品に豊富に含まれるので、毎日の食習慣にプラスしてみてくだい。善玉菌のエサとなるオリゴ糖を含む食品(ごぼう、玉ねぎ、大豆、アスパラ)を意識的に摂るのもおすすめです。

また、よく食物繊維が便秘に良いといわれますよね。この理由の一つは、食物繊維が善玉菌のエサとなってくれることにあります。食物繊維には「不溶性」「水溶性」の2種類があり、善玉菌のエサになるのは「水溶性」の方です。例えばわかめなど海藻類が代表的で、便を軟らかくして排出しやすくしてくれます。

<水溶性食物繊維>

  • わかめ
  • 昆布
  • 寒天
  • バナナ
  • りんご
  • しいたけ
  • えのき

一方「不溶性」の食物繊維は、水分を含んでふくらむので、便のカサを増やして排出しやすくしてくれます。キャベツやレタスなどの野菜に豊富です。

<不溶性食物繊維>

  • キャベツ
  • レタス
  • ブロッコリー
  • ごぼう
  • さつまいも
  • さといも
  • 大豆

ある研究結果から、不溶性:水溶性=2:1の割合で摂ると最も効率的だといわれているので、どちらかではなく両方食べるように気をつけてみてください。

いらないものを捨てるお手伝い。それがデトックス!

余計なものを上手に取り除いて、体本来の持つ力を発揮できるようにすること。機能がスムーズに働くようにして、元気で美しくなること。このふたつがデトックスの目的なら、自分でできることを始めてみるのも良さそうですね。まずはおなかのデトックスから始めてみましょうか!

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ABOUTこの記事をかいた人

白井はな

お米が大好きで、毎日お刺身定食が食べたいと願っている主婦ライターです。 言いたいことを柔らかく伝えられる大和言葉に癒され、文例集を愛読書としています。 「知識は身を助ける」をモットーに、念入りな情報収集も得意。 そんな毎日で得た知らないともったいないお役立ち情報を、みなさんのきれいと元気のためにお届けします。