漢方と薬膳って何が違うんですか?

どちらも、もともと中国の伝統医学で、「中医学」というものが基本です

中医学が、日本に伝えられ発達したのが漢方なのです。

漢方では、生薬を組み合わせることにより、それぞれの体質や症状に合わせて処方します。それが漢方薬です。

日本では江戸時代になって独自に発達しました。使われる生薬としては主に日本や中国が原産の植物や動物、さらに鉱物などです。葛根湯など、ご存じの漢方薬もありますよね。

一番の特長と言えば、人間が本来持っている自然治癒力を高め、さらに病気の予防をするということ。体への負担も少ないのもいいところですよね。

そして薬膳というのは、食材の組み合わせを考えることで、食事や食生活を整え、体調を改善していくものです。

この薬膳では、季節ごとの旬の食材を効率良く体に生かす食べ合わせで食し、体をその季節に適応させる力を蓄えることが大切とされています。

そもそも中国では、食べものと薬は同じだと考える食物観があり、漢方薬などの薬と同じように食べものの性質や作用が分類されてきました。紀元前5世紀の周の時代には、皇帝や高級官僚の食事のレシピをつくる食医は、医者の中では最高の位にあったそうです。

もう少しわかりやすくするために、ショウガを例にあげて説明します

ショウガは、体を温める効果がありますよね。ショウガをそのまま乾燥させたものやパウダー状にしたものを使っていくのが漢方だとしたら、あくまでショウガをひとつの食材として料理の中で使ったり、味付けのスパイスとして調味料的に使うのが薬膳というイメージです。

ショウガは、風邪薬としてお馴染みの葛根湯の中に入っていて、抗菌作用に優れ、性質は熱で体を温め、発汗作用で熱を下げます。

また、吐き気にも大変よく効くそうなので、つわりの時などに、はちみつ入りジンジャーティーなどもすすめられています。

だからショウガはりっぱな生薬なのですが、生薬と食材の境目がないボーダレスの食材と言えるでしょう。

いずれにせよ、疲れた体は甘いものを欲するように、体の声に耳をすませ、体を冷やしたり温めたりする食材の性質などをうまく活用しながら、おいしく過ごしたいものですよね。

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