おなかのキレイはお肌のキレイ。腸内環境に注目!

ハリがあってつやつやと輝く美肌は女性の永遠の憧れですよね。洗顔に気を使ったり、保湿をしっかりしたりとお手入れに余念はないと思いますが、実はもう一つ大切なチェックポイントがあることをご存知でしたか?それはおなかおなかの環境が肌や健康にまで影響しているんです。

肌は内臓の鏡

多くの女性が悩んだことのある便秘。お通じが良くないと吹き出物ができたり、肌がくすんだりと肌トラブルに見舞われますよね。これはまさしく肌は内臓の鏡と言われる所以で、目には見えない内臓の状態が見える形になって肌に表れている状態です。

私たちは食べたものを小腸と大腸で吸収し、エネルギーを作り出しています。その腸がトラブルを起こしてしまうと栄養を十分に吸収できなくなり、肌荒れを引き起こしてしまいます。

また、便秘は体の外に排出されるべきものが体内にとどまってしまう現象です。すると腸内の環境が悪化し、これも肌トラブルの原因になります。

大切なのは、善玉菌>悪玉菌のバランス

腸内には善玉菌悪玉菌、そして日和見菌がいるといわれています。善玉菌とはビフィズス菌や乳酸菌などで、体を健康に保つための様々な物質を作り出し、腸のぜん動運動も促してくれます。

一方悪玉菌は、体に有害なものを作りだして生活習慣病の原因を作ったり、老化を促進したりするのです。

このふたつが腸内で勢力争いをし、優勢になった方がおなかの環境を決めているのですが、もうひとつの日和見菌は優勢になった方へついて同じ働きをするという、まさに名前の通りの動きをします。つまり、善玉菌をいつも優勢にしておくのが腸内環境を整える大切なポイントになるわけです。

コワい!便の毒素が吸収され続けているなんて…

便秘は腸内に便がとどまっている状態です。その便には食べものから栄養を吸収したカスのほかに、体内で解毒された毒素も含んでいます。そしてとどまっている間にも、その毒素が腸の働きによって体に吸収され続けているのです。つまり、有害な物質がもう一度体内をめぐってしまうことに。

当然、お肌にも内臓にも悪影響を与えて健康を損なってしまいます。便秘の怖さはここにあるのですね。

 

おならはやがて口臭や体臭に

健康ならば、どんな美女でもイケメンでも1日に10回ほどはしているというおなら。このおならは腸内細菌が活動した時に発生するもので、口から飲み込んだ空気も多く含まれています。

ところで、便秘の時はおならが臭いなと感じた経験はありませんか?実は先ほどお話しした悪玉菌が多い腸内環境だと、おならは臭くなってしまうことがわかっています。

だからといっておならをガマンし過ぎると血液に吸収されて体をめぐり、やがて口臭体臭として放出されてしまいます。さらには皮膚に悪影響を与えて、肌荒れまでも引き起こしてしまうのです。

体から発するイヤなニオイが気になる時は、腸内環境を整えることで改善が期待できそうですね。

腸内細菌でダイエット!?

テレビでも取り上げられて話題になったヤセ菌デブ菌という言葉をご存知でしょうか?驚くような名前ですが、れっきとしたアメリカのワシントン大学の研究によって発表されたもので、正式な名前を「バクテロイデーテス(=ヤセ菌)」「ファーミキューテス(=デブ菌)」と言います。

研究によると、痩せた人の腸内にはヤセ菌が多く存在し、太っている人の腸内はデブ菌の比率が大きいそうです。

ヤセ菌は、脂肪の蓄積を抑えたり、燃焼させたりという働きをしますが、デブ菌は排出されるべきものまでため込もうとする働きをします。実際に食事指導でダイエットに成功した人は、ヤセ菌が増えてデブ菌が減っていたという結果も出ています。

腸内のヤセ菌を増やすには、生野菜や果物、発酵食品を食べて酵素を取り入れるといいそうなので、食事で腸内環境を上手に整えれば無理なダイエットをせずにスタイルをコントロールできそうですね。

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【ズボラさん必見】「酵素」パワーに注目!のワケ

2017.01.18

ビタミンを合成して体を元気に!

 

腸は食べたものの栄養を吸収するほかにも、腸内細菌によって代謝に必要なビタミンを合成しています。

代謝とは、血液や皮膚、脂肪といった体の要素を作ったり、反対にエネルギーを使って体を動かしたりする作用のことで、私たちの命を維持している基本的な働きです。

例えば腸内細菌が作っているビタミンのうち、ビタミンB2は糖をエネルギーに変える働きをし、不足すると肌荒れや口内炎を引き起こします。

ビタミンB6はタンパク質をアミノ酸に分解する働きをサポートし、足りなくなると貧血になってしまいます。

他にも、血液を固める働きを担い、骨粗しょう症の薬としても知られるビタミンK、ビタミンCがコラーゲンを作る時の働きを助けるパテトン酸、皮膚の炎症を改善するビオチン、妊娠中の女性に大切な葉酸、貧血予防に欠かせないビタミン12といった数多くのビタミンが腸内で作られています。

このように、腸は私たちの体の代謝機能が正常に働くのに不可欠なビタミンを合成して、おなかの中から健康を支えてくれている存在なのです。

※※腸内細菌によって合成されるビタミン※※

名  称 働  き 不足すると…
ビタミンB2 糖をエネルギーに変える 肌荒れ 口内炎
ビタミンB5(パントテン酸) ビタミンCを助けてコラーゲンを作る 頭痛 貧血 肌荒れ
ビタミンB6 タンパク質をアミノ酸に分解 貧血
ビタミンB7(ビオチン) 皮膚の炎症を改善 湿疹 白髪
ビタミンB9(葉酸) 細胞の生成に必須 貧血 胎児の発育不全
ビタミンB12 赤血球を作る 貧血
ビタミンK 血液を固める 骨の形成を促す 出血しやすくなる

上質な眠りに導くメラトニンは腸で作られる

「睡眠不足は万病の元」とはよく言われることで、毎日ぐっすり眠ることは健康に欠かせませんよね。そんな質の良い眠りに導いてくれるのがメラトニンというホルモンです。

メラトニンは脳から放出されて、夜になると眠くなるように体内時計を調節する働きをしますが、その原料となるトリプトファンは腸内で作られています。

トリプトファンは私たちの体では作り出せないものなので、食品のタンパク質から摂取する必要があります。そして、トリプトファンを作っているのは腸内細菌の善玉菌です。

さらに、しあわせホルモンと呼ばれ、脳から分泌されると元気になり、気持ちを安定させてくれるセロトニンもトリプトファンを原料として作られています。

タンパク質をしっかり摂ることが良質な睡眠にもつながって、さらには気持ちの安定にもつながるなんて意外でしたね。もちろんそのためには、善玉菌がたくさんいる腸内環境を整えておくことが大前提になります。

免疫細胞の6割は腸内に生きている

私たちの体を細菌やウィルスから守ってくれているのが免疫細胞です。そしてなんと免疫細胞の6割以上が腸に集まっているといわれています。これはなぜなのでしょう?

腸は口が入り口となって細菌やウィルスがたくさんいる外の世界とつながっていますし、食べものの中にも有害な物質が含まれている場合があります。

体内に入ってきたそうした異物を体に吸収させずに排出するのも腸の役割であることを考えると、たくさんの免疫細胞が必要なことも納得できますよね。

そして、その免疫細胞を活性化させるのが腸内細菌です。善玉菌が優勢になったバランスの良い腸内環境が体の免疫機能を高めて、おなかから健康が作られていくのです。

善玉菌を増やすためにできることは?

ここまで見てきたように、腸内環境を整えることは善玉菌のたくさんいる環境を作ることだということがわかりました。では実際に善玉菌を増やすにはどうしたらいいのでしょう?

 方法その1…善玉菌のエサになる食品を摂る

腸内にもともと生きている善玉菌のエサとなるものを食べて増やすのが一つめの方法です。善玉菌の栄養となるのが食物繊維オリゴ糖です。ごぼうや芋、豆、海藻類などからは食物繊維が豊富に摂れ、バナナやはちみつ、牛乳などにはオリゴ糖が多く含まれています。バランス良く食事をすることで、無理なく摂り入れられそうですね。

方法その2…善玉菌の入った食品を摂る

 

二つ目はもっと直接的に、善玉菌が含まれた食品を食べて増やす方法です。善玉菌そのものをおなかの中に追加してあげるのですね。

善玉菌と聞いて思い浮かぶのは、ヨーグルトではないでしょうか。ビフィズス菌乳酸菌を含むヨーグルトや乳酸菌飲料などは、スーパーでも良く見かけますよね。

発酵食品のぬか漬けや納豆、みそにも乳酸菌がたくさん含まれているので、和食中心の食事にすることで簡単に実践できそうです。

腸を元気にしていいこといっぱい手に入れよう!

腸が元気よく働いてくれると、私たちの肌はキレイになり、自然なダイエットができて口臭知らず。さらにはぐっすり眠れて気持ちが安定し、代謝がスムーズになって病気になりにくくなります。こんなにいいことをたくさん届けてくれる腸の働きってすごいですね。

腸の元気は善玉菌の働きでもあります。ご紹介した方法で善玉菌を増やして、おなかからキレイと元気を作りましょう!

 

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白井はな

お米が大好きで、毎日お刺身定食が食べたいと願っている主婦ライターです。 言いたいことを柔らかく伝えられる大和言葉に癒され、文例集を愛読書としています。 「知識は身を助ける」をモットーに、念入りな情報収集も得意。 そんな毎日で得た知らないともったいないお役立ち情報を、みなさんのきれいと元気のためにお届けします。