｢パンは生きもの。毎回レシピ通りに作れば完成するわけではないという難しさを痛感しています｣と話す日小田シェフ。試行錯誤して作り上げたクロワッサンには、いくつものこだわりがあります。まずは素材。小麦は北海道産小麦4種類をブレンドして使用。バターも国産のものをいくつかブレンドしています。｢小麦とバター両方の風味を際立てせたくて、たどり着いた配合です｣。さらにフィリングに使うチョコレートなども、数種類の中から自身のクロワッサンに合うものを厳選しています。さらにサクサクとした食感を出すために、折り数は標準よりも多めの36層。また、解凍後でも美味しく食べてもらうため、余計なものを加えるのではなく材料の配合を調整し、劣化しにくいクロワッサンに仕上げました。見た目も味も美味しいものを届ける、そのこだわりが随所に感じられます。