『めりぃなパンマニア』的パン大解剖~あんこ系パン編~
最終更新日:2023/03/14
日本を代表するあんぱん。
明治時代に誕生したあんぱんは、大正、昭和、平成、令和を経てさまざまな形にアレンジされるようになりました。

今回はあんこ系パンをご紹介します!

イラスト/秋山洋子
撮影/片倉 孝 角 朱里

あんこ系のパンとはどんなパンなのか?

あんぱんの誕生から歴史、現在までどのように変遷してきたのかをご紹介!
あんこ系パンはいまも進化中です!

定義

餡(あん)入りの丸いパン。
1874年、東京・銀座の木村屋が、米と麹(こうじ)で生地を発酵させる「酒種(さかだ)あんぱん」を創製。

あんこ系パン誕生物語

国籍 日本
誕生 1874年(明治7年)

1869年(明治2年)、東京・銀座の木村屋が日本人にあったパンをつくりたいという思いで5年かけて開発したのが酒種あんぱん。
このあんぱんに桜の花を添えて明治天皇に献上したのが、現在も人気の「桜あんぱん」。
その後あんぱんは全国のベーカリーに広がり一般的になった。

当時のあんぱん

■酒種酵母
酒饅頭に使われている日本古来の酒種を使用。

■小豆
当時、あんこは高級品。パンとあんこの組み合わせは話題に。

■生地
小麦粉を酒種で発酵させた生地。

■桜の塩漬け
あんぱんのへそにうめる桜の花は梅酢で漬けこみ、塩漬けしたもの。

▼ その後、あんぱんは変遷を遂げ…

【昭和】あんバターパン登場

あんこの甘さとバターのジューシー感がたまらないあんバターパンは昭和に登場。
誕生から数十年たった2020年前後にあんバターブームが到来。
コッペパン+あんこ+バターの組み合わせは不動の人気。

【平成】あん食パン登場

食パンの中にあんこを練り込んだあん食パン。
こちらも誕生したのは昭和。
最初は食パン生地とあんこの組み合わせが主流だったが、食パンにほかの具材を練り込むパンも登場するように。

【令和】あんサンドパン登場

平成の終わりに登場したのがあんサンドパン。
パン+粒あん+スライスされたバターをハンバーガーのようにサンド。
材料が別々に売られ、食べる直前にサンドするパターンも。

▼ そして、現在(2022年)のトレンドは…

白あん+〇〇〇がブーム

現在人気急上昇中なのが、白あん+イチゴの果汁、白あん+抹茶などを組み合わせた変わり種のあんこ。
デニッシュ生地に変わり種あんこを合わせた進化系あんぱんがブームになりつつある。

パンの定期配送サービス 『めりぃなパンマニア』のあんこ系パンたちをご紹介

個性豊かなあんこ系パンたちをご紹介!
特にユニークなパンは片山さんが詳しくコメントしています。
監修
片山智香子さん

1万個以上のパンを食べ歩いた“旅するパンマニア”。
全国のパンを紹介する日本最大級のコミュニティ「パン屋さんめぐりの会」を主宰。
「マツコの知らない世界」をはじめ、雑誌やメディアで活躍する傍ら、百貨店のパン祭りの監修など多岐にわたる活動をしている。

あんこも生地もすべて自家製。一度食べたらクセになる 究極のあんぱん

■Anpan DATA

サイズ    高さ 6.0㎝ 幅 9.0㎝
       重さ 120g
あんこの種類 粒あん
小豆の産地  北海道十勝産
甘味     さっぱりした甘味

【こだわりPOINT1】 2回ゆで、炊き上がったあんこはひと晩寝かせる

北海道十勝産の小豆の皮がしっかりしているため2回ゆで、歯ごたえのある食感に。和菓子に使うあんこのように上品な甘味に。

【こだわりPOINT2】 生地に対してあんこの量が2倍

生地とあんこの重さの割合は1:2。1個のあんぱんにつき、あんこは80g。
ずっしり重いのが特徴。

【こだわりPOINT3】 生地が均等になるように包んでいる

生地が均等にあんこを包み込むようにしているのがポイント。
どこから食べてもひと口目にあんこにたどり着くのがうれしい。

あんこと生地の割合が絶妙 あん食パン

片山さんコメント:
そのままいただいてももちろん美味しいのだけれど、トーストすると香ばしさがプラス。
その上に有塩の発酵バターをのせると悶絶する美味しさです。

【こだわりPOINT1】 24時間以上の生地発酵

仕込みから焼き上がりまで34時間。
そのうち24時間を生地の発酵に費やしている。きめ細かく、口溶けが良いのが特徴。

【こだわりPOINT2】 オリジナルのあんこの糖度

北海道十勝産の小豆を使用。
通常のあんこの糖度は55~60%だが、あえて糖度43%にすることで小豆本来の味わいを大切にしている。

【こだわりPOINT3】 成形するときの生地の温度と加圧

パンテスの食パンはすべて11㎝×11㎝の四角の型に入れて焼かれるため、切り口は正方形。
型に入れて圧を加えることできめ細かい食パンが実現。

和菓子職人がつくるあんこ◎ たろうのあんぱん

片山さんコメント:
生地はカステラを気持ちしっかりさせたような食感で、粒あんは上品ながらも、なめらか。
バターの塩味とめちゃくちゃ合います。
■Anpan DATA

サイズ    高さ 5.3㎝ 幅 4.8㎝
       重さ 66g
あんこの種類 粒あん
小豆の産地  北海道
甘味     甘い

【こだわりPOINT】 あんことブリオッシュ生地の新感覚ハーモニー

自分でサンドして食べるので、パンのサクッ、あんこの舌ざわり、バターのなめらかさを新鮮に味わえる。
見た目もかわいいと人気。

通常のあんこの3倍 びっくりあんぱん

片山さんコメント:
やさしい甘味の粒あんがぎっしり!
これは自分へのご褒美パンとしても、手みやげに話のネタとしてもよさそうです。
■Anpan DATA

サイズ    高さ 約8㎝ 幅 約13㎝
       重さ 約200g
あんこの種類 粒あん
小豆の産地  北海道、カナダ
甘味     さっぱりした甘さ

【こだわりPOINT】 先代から受け継いだユーザーファースト精神

先代がお客さまに喜んでもらおうとつくったのがこのパン。
あんこと生地の割合が絶妙で、皮の香ばしさが食欲をそそる。

懐かしい形、味がたまらない つぶあんパン

■Anpan DATA

サイズ    高さ 5.5㎝ 幅 8㎝
       重さ 95g
あんこの種類 粒あん
小豆の産地  北海道十勝
甘味     さっぱりした甘さ

【こだわりPOINT】 あんこと生地の間にあえて空洞をつくる

小さめで高さのある形。
あんこと生地の間に空間をつくることで歯切れがよく食べられる。
生地とあんこのバランスがちょうどいい。

国産素材にこだわった こしあんキューブ型パン

■Anpan DATA

サイズ    高さ 5.5㎝ 幅 8.0㎝
       重さ 95g
あんこの種類 こしあん
小豆の産地  北海道
甘味     甘い

【こだわりPOINT】 生地によってあんこを使いわける

舌ざわりがなめらかで、甘さ控えめのこしあんがたっぷり。
常にお客さまに要望を聞いてあんこの量を変えている。

旅するパンマニア・片山智香子さんが 『めりいなパンマニア』を食べてみた!

今回は、山形県のベーカリー「地ぱんgood」のパンを片山さんに食べていただきました。
地元食材にこだわったパンたちをご紹介します。
地元の食材のうま味が凝縮特におすすめはこの3種類


米の娘豚と山形牛の特製キーマカレー

一番楽しみにしていたのは、「米の娘豚と山形牛の特製キーマカレー」。
庄内産米の娘豚とA4ランク山形牛に7種の合わせ出汁やトマトソースの濃厚な味わい。
それにチーズのまろやかさが加わりと贅沢な組み合わせ。



パン・オ・ショコラ

2色に彩られた艶やかな見た目にひかれて思わずパクリ。
エアリー感ある軽めな口当たりで、余熱程度で温めると、表面はそのままで中のチョコだけいい感じにとけて美味しかったですよ。



長時間発酵のバゲット

1/2本入りで、見ただけでも香ばしさが分かる焼き色。2種類の国産小麦をブレンド・長時間発酵しており、クラストさっくり、クラムはみずみずしささえ感じるもっちりさ。

いますぐアクセス『めりぃなパンマニア』簡単3ステップ!お申し込み方法

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どのベーカリーのパンが届くかは、届いてからのお楽しみです♪
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