ひさしげ農園

ひさしげ農園では、先代弥太雄の後、九代目儀之が畑を引き継ぎ、三十年余り育成に力を注いできました。
令和二年の春より、十代目となる息子の太一が加わり伝統農法を学んでいます。
晴れた日には九州を眺めることもできる宇和海に面した段々畑のおかげで、糖と酸のバランスもよく、艶のある柑橘たち。
成果品評会で県知事賞を受賞した“清見”をはじめ、様々な品種が揃った当園の柑橘をぜひ味わってみてください！

わたしたちの紹介

美味しい柑橘は、酸と糖のバランスが大事

柑橘栽培に大切な3つの太陽という言葉があります。
一つ目は文字通り「太陽」、二つ目は「海面を反射する太陽」(潮風のミネラルが豊富です)、三つ目は「段々畑の石垣やマルチシートに反射する太陽」。
これらが揃うと酸と糖のバランスのよい美味しい柑橘が育ちます。

近年の自然災害でドキドキしたり、ハラハラしたりする事も多い農業です。
しかし、美しい景色を眺めながら、ツヤツヤとした美味しそうな柑橘を収穫できる喜びは最高です。

当園では、それぞれの柑橘の一番美味しい旬の時期を見極めて発送しています。
お客様からの「美味しかったよ」の一言が支えになっています。

14種類以上の柑橘を育てています。

当園では、様々な柑橘を栽培しています。
柑橘はどんどん新しい品種が生まれているのを知っていますか？
一言で"みかん"と言っても想像以上の品種があります。
それは、みかん農家である私たちも食べたことがない品種があるくらいに！

当園の収穫は10月下旬から始まります。
「早生みかん(温州みかん)」「南柑20号みかん」「マドンナミカン」「ブラッドオレンジ」「甘平(かんぺい)」「せとか」「清見」「ニューサマーオレンジ」など、5月頃まで収穫は続きます。
それぞれ、形・味・香り・食感が違います。
その違いを、たくさんの方に知っていただきたい、楽しんでいただきたいと思っています。

やっぱり生果(なまか)！

私たちが一番美味しいと思うのは、収穫の休憩時間に摘み取った柑橘をその場で食べる時です。
目の前に広がる山と海。
少し疲れた身体には、酸味と甘味が口の中に広がります。
味見と称して食べるのですが、納得のいく味だとお客様に届けるのも安心します。

お客様がどんなシチュエーションで召し上がるのか、考えるのも楽しみです。
お弁当のデザートに、子どものオヤツに、炬燵に入りながら、家族と、友達と。
1人で美味しさを独り占めするのだって最高です。

そのまま皮を剥いて食べるのが、柑橘そのものの味や香り、食感を楽しんで頂けると思います。
包丁でカットして食べた方がより美味しい柑橘は送付時にご案内しています。
また、保管は冷暗所を推奨します。
もちろん、私たちもジャムを作ったりジュースに搾ったりと加工品を作ります。
それでも、やっぱり生果で味わって欲しいと思っています。

柑橘の美味しさを全国へ！

この度は、ひさしげ農園に興味を持って頂きありがとうございます。
20年前は少なかった個人のお客様も、少しずつ美味しさがクチコミで広がり全国へと広がっています。
当園では、"人との縁を大切にしたい"という気持ちが根底にあります。
長年、当園の柑橘を楽しみにしてくださるお客様。
「道の駅で売られているのを食べたら、美味しかったから注文したい」と連絡をくださる初めてのお客様も、私たちにとってはご縁です。

台風や積雪などの天候不良で"訳あり品"が出た時も、コロナ禍で道の駅でのジュースの販売が滞っていた時も、いつも新しいご縁に繋がってきました。
めりぃさんのお店に出品することも、一つのご縁でした。
子ども食堂への支援になることを知り、1人の親として、食べ物の作り手として、関わってみたいなと思いました。
ぜひ、自慢の柑橘を味わって頂ければ幸いです。