鹿児島県 阿久根市
農事組合法人三笠えのき茸生産組合
きのこ栽培を通じて地域の自然環境を考え、食の未来を豊かなものに。
今や農作物の生産も、工業製品に近い過程で栽培されることもあり、そのエネルギーロスは大きく、環境負荷も高いことが懸念されています。
また、化学肥料の使用や遺伝子組替など、収量アップのためなら手段を選ばないのが現在の状況です。
そんな時代にあって、できれば美味しく、少しでも体に優しいもの、生産者の顔や農作物の育った背景が見えるものを食べたいと思うのは、しっかりと「食」を考える方にとってはごく当たり前のことかもしれません。
私たち三笠きのこは周囲にある自然の恵みを最大限に活用し、徹底した恵みの好循環に当たり前に取組み、自然環境に配慮した商品作りに力を入れています。
わたしたちの紹介
地域で循環するエコ農業を目指して
私が目指す農業は地域で循環させる農業です。
できるだけ地元産の素材でえのき茸の培地を作り、収穫後の培地は近隣農家の牛舎の敷物に使われ、糞と混ざり発酵すると良質な堆肥となります。
その堆肥は田畑の力となり、また培地の素材へと繋がる。
地域でグルグル回すことにより、環境にやさしい農業へと繋げていきたいと考えています。
濃いえのきは「培地」が違う
三笠えのきの培地は、鹿児島県産の杉間伐材などを有効活用し、約8割を原料に使用しています。
間伐材は細かくチップにすることで、きのこ栽培に適した培地へと生まれ変わります。
えのきを育てた培地は土と混ぜあわせることで新たな土の力となり、次の作物へと恵みをリレーしていきます。
また、阿久根市は晴れの日が多く、十分な陽の光と清らかな水で美味しい米が育ちます。
その栄養豊富な米ぬかを、独自にブレンドした培地に混ぜ合わせることで、美味しく「味の濃い」えのきが育つのです。
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