山形県 鶴岡市越中山字谷口

金三郎十八代目 百姓 五十嵐大輔

生まれ育った山形県鶴岡市(旧朝日村)で営農しています。
「金三郎十八代目」とは家の屋号と自分がこの家の十八代目であり、先祖が大事に育んできた里山を大切にしたいとこの屋号にしました。

 主力の庄内柿、通年で販売している平飼い養鶏の卵、杭掛け天日干しのお米、市場には出ない様な山菜類30~50品種、焼畑で作るかぶなどあります。
売り切れて出品できていないものも多いですが、手間ひまかけた農作物を生産販売しています。

 また嫁のデザインによる里山手拭いや、2019年に特集してもらった「東北食べる通信」を農作物のセットで販売することもできます。

わたしたちの紹介

「足るを知る」暮らし方を目指して

就農前は接客業を10年勤め、本や音楽が好きで書店のCD・DVD担当をしていましたが仕事中に「スローライフ」に関する本を手にしました。
スローがのんびりという意味ではなく、「足るを知る」という暮らし方を積み重ねていくとものでした。
 そうした時に400年近く続く我が家の歴史や、ものすごい数の天然の山菜などの多さを知り、就農を志し、農業研修を経て専業農家となりました。
 就農当初から接客業経験を活かし、積極的にマルシェ出店や都内に営業したりしました。
また「オラいの柿食う会」という庄内柿をフルコース料理として食べる食事会を10年弱で30回開催し500人ほど参加してもらいました。
 その延長線で庄内柿に特化したレシピ満載の小冊子を2冊作ったりもしました。

豊かな環境で育てられた農作物

全国有数の果樹地帯と中山間地の豊かな山菜などが両方ある豊かな環境です。
 逆に広くて整地された農地が少なく、冬は2,3mの積雪があり、4ヶ月近く雪に覆われている環境のため、少量多品目で安心安全な天然の山菜や野草、生産性は悪いが味のいい在来作物、昔ながらの優しい甘味の庄内柿など40品目ほどを作っています。
 また平飼いで養鶏も始め臭みの無い美味しい鶏卵もあり、循環型農業を心掛けています。

自分が食べたい安心安全と旬

胃腸の弱い私は胃腸に優しいか、環境に優しいかというのを意識しています。
 その結果、旬の物、手間はかかって収量が少なくても安心安全である、そして自分が住む地域に馴染んだ農作物を作る事を心がけています。
 ひと口目からの美味しいインパクトより、飽きの来ない自然な味を目指しています。
 また雪国ですので保存食やドライフルーツなどにも取り組んでいます。

自然の厳しさ

美しい景色もあるが、年々増えていく自然災害は日本中どこでも起きており、農家のみならず畜産や漁業、林業なども厳しい環境にあります。
 農業共済などで補填してもらえることもあれど、数分のひょう被害で年収が一気に半分以下になる事もあります。
とても不安定な仕事ですが意欲をもって農業をしています。
 生産者から購入することや国産の物を買うことは、生産者への励みにもなります。
選挙で1票入れるのと同じように、作り手の分かる農作物を買うことは、日本の農業や個人の生産者への1票にもなります。
 生産者の伝えている言葉に目や耳だけでなく、口、胃腸も寄り添ってください。
 産直系ECサイトが広まって生産者への理解が深まって、農産物の自給率が増えていくと嬉しいです。
 自分自身もコロナが落ち着いたらアグリツーリズムや農業体験のようなことも取り組んでいきたいです。

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