兵庫県 豊岡市竹野町竹野
しょうゆの花房
コウノトリの郷、兵庫県豊岡市。
日本海の港町 竹野浜で、天保十二年(1841年)より「かうじや(糀屋)」を、のちに醤油・味噌の醸造も手がけてきた花房は、創業180年の数名の小さな蔵です。
知恵と工夫で守ってきた醸造技術と安全安心な国産の原材料へのこだわりを大切にし、今日まで糀とともに歩んできました。
特に二年かけ、二段仕込みの製法が特徴で、この再仕込製法の醤油は、全国でも1%しか醸造されていません。
安全、安心、おいしいをポリシーに、原料、製法にこだわって希少なものづくりを行なっています。
花房は日本の発酵文化を基にして、「たべるよろこび」「つくるよろこび」「生きるよろこび」のお手伝いをします。
わたしたちの紹介
国産大豆と国産小麦を100%使用
花房商店は素材にこだわり、国内でも生産量が少ない国産大豆と国産小麦を100%使用。
大豆をそのまま使用する丸大豆製法で昔ながらの醤油を造っています。
醤油づくりの「いのち」は良い醤油麹を造ること。
大豆を蒸し、小麦を炒り、種麹をまぜて製麹。
麹室(こうじむろ)では温度と湿度の管理や手入れを徹底し、3日間、手間をかけて大事に麹菌を育てます。
天日塩の塩水で仕込み、諸味を熟成
もふもふした黄色い菌糸が見えるようになると、そろそろ、醤油麹が製麹するサインです。
蔵人はそれを見極め、諸味(もろみ)づくりを始めます。
仕込みの塩水には、自然のミネラルを豊富に含んだ天日塩を使用。
醤油麹を塩水で仕込み、クラシック音楽が流れる醤油蔵で、1年かけて発酵させ、醤油らしい色合いと味になるまで、蔵人が見守りながら諸味を熟成させます。
丸大豆醤油が仕上がるまで約1年
1年かけて熟成した諸味は「醤油の実」とも呼ばれます。
それを大きなろ布で包み、幾重にも重ねて圧搾します。
一滴一滴、時間をかけて搾ると、雑味のないすっきりした味わいになります。
次に火入れをして、まろやか風味の丸大豆醤油ができあがります。
ここまでの歳月は、約1年。
厳選素材にこだわり、伝統を守りながら、蔵人が手間をかけて造りました。
さらにもう1年じっくりと再仕込み
花房商店のさらなるこだわり。
それは全国でも希少な再仕込み製法で造る醤油です。
花房商店では、塩水のかわりに丸大豆醤油を使って醤油を仕込みます。
仕込みに使う醤油づくりから、約2年の歳月をかけて熟成した二段仕込みの醤油は、濃厚な旨味とコクが特長。
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