免疫力を高める8つのスイッチ。病気も不調も吹き飛ばそう!

免疫力をアップさせると風邪を引きにくくなる、病気にもならない、なんてよく聞きますよね。でも具体的にどんなことをしたらいいのか、意外とわからなかったりしませんか?

そこで今回は、ふだんの生活の中で免疫力をアップさせるちょっとしたコツをご紹介していきます。そのスイッチを押して、病気になりにくい体を手に入れましょう!

そもそも免疫力って?

私たちの体が病気に対抗する力のことを免疫力といいます。簡単にいえば、ウィルスや細菌など病気の原因になるものが体に入ってきたときに、やっつけて追い出してくれる力のことです。

「免疫がある・ない」といわれるように、人によってその力の度合いはさまざまですし、同じ人でもいつも一定とは限りません。ちょっとしたことでグンと上がったり、反対にダウンしたりもするものなのです。

免疫力が低下する時ってどんな時?

免疫力のアップを狙う前に、反対にどんな時に免疫力が低下してしまうのかに注目してみましょう。

よくいわれているのが、バランスの悪い食事や睡眠不足、喫煙などの悪い生活習慣です。そしてストレスも免疫力を低下させる大きな原因になるといわれています。

また、平熱が高い人に比べて低い人は免疫力が低いといわれているのも気になるところです。

免疫力が下がる仕組みって?

言ってみれば、私たちの体の防衛システムが免疫機能です。いつもきちんと機能してくれていたら安心なのですが、どうして下がってしまうのでしょうか?どうやらそれは、自律神経と深い関係があるようなのです。

自律神経とは、私たちが自分の意思で動かすことのできない呼吸や発汗、消化や血圧などをコントロールしている神経で、交感神経副交感神経の2種類に分かれています。

交感神経は日中に優位になり、呼吸の回数や心拍数を増やすなどして体を活動的に動かす働きをします。

反対に、副交感神経はに優位になって、体をリラックスモードに導きます。そして寝ている間に内臓のダメージを修復したり、免疫機能を高めたりしています。

このように、ふたつはシーソーのようにうまく釣り合いながら、私たちの体を維持するために働いてくれているのです。

交感神経が働くと 副交感神経が働くと
呼吸の回数 増える 減る
心 拍 数 増える 減る
血 圧 上がる 下がる
血 管 収縮する 弛緩する
消 化 弱まる 高まる
神 経 興奮状態 眠くなる

そしてここからが本題ですが、免疫力の低下は副交感神経の働きが弱まると起きるといわれています。

そして酸素だけでなく、血流の悪化で免疫機能の主体である免疫細胞、つまり白血球が全身に置き届かなくなるので免疫機能が低下してしまうのです。

この他にも、交感神経が活発な状況では白血球の働きが抑制されてしまうという研究報告もあり、免疫力を高めるには副交感神経をきちんと働かせることが大切といわれているのです。

免疫力をアップさせる8つのスイッチ

いよいよここからは具体的に何をしたら免疫力がアップするのかをご紹介していきます。キーワードとなる副交感神経にも注目していきましょう!

1. 朝起きたら朝日を浴びよう

朝起きてカーテンを開けた瞬間、部屋に差し込んでくる朝日って気持ちがいいですよね。

太陽の光を浴びると、睡眠モードの副交感神経から活動モードの交感神経へスイッチが切り替わり、このリズムが繰り返されることで自然と自律神経のバランスが整って免疫力アップにつながっていきます。

また、太陽の光を浴びて合成されるビタミンDは、免疫に働き掛ける栄養素といわれていて、最近ではインフルエンザの予防にも効果が期待できる栄養素として注目されているんですよ。

2. 冷たい飲み物はNG

体温が1度下がると免疫力が37%も下がってしまうという報告があるように、体を温めることは免疫力を高めるためには大切なことです。特に冷たい飲み物には要注意!内臓を直接冷やしてしまうのでよくありません。

温かい紅茶やココア、ほうじ茶やウーロン茶が体を内側から温めてくれる飲み物としておすすめです。

また、ホットで飲んでも体を冷やしてしまう麦茶や緑茶、コーヒーの飲み過ぎにも注意したいところです。

3. 副交感神経を刺激する食材にも注目!

食事中は副交感神経の出番。食べるとリラックスして、ストレス発散になった経験ってありますよね。そして食後には、胃や腸がよく動くようにと消化を促進させる指令を出してくれます。そんな副交感神経の働きをサポートする食材が、食物繊維発酵食品酸っぱいもの辛いものです。

食物繊維はおなかの中をきれいにして、腸内環境を整えてくれます。実は、免疫細胞の60%は腸にいるといわれているので、免疫細胞をよく働かせるためには腸の健康が不可欠なんです。納豆やヨーグルトなどの発酵食品も同じように腸内環境を整えてくれるので、積極的に摂り入れたいですね。

また、酸っぱいものや辛い物を食べた時に、副交感神経は俄然、活動的になります。なぜかというと、酸味・辛み・苦みなどは体にとって実は危険物。なるべく早く体から追い出そうと、消化や排泄をつかさどる副交感神経が慌てて動き出すのです。

副交感神経をしっかり働かせるのは免疫力を高める大事なポイントなので、時々刺激をしてあげることも大切なんですね。

4. 体を動かそう

運動が体にいいことはわかっているけれど、苦しかったりつらかったりするのはイヤだな…と、ついつい何もせずにそのままという方、多いかもしれませんね。でも大丈夫!免疫力アップには苦しくない、つらくない楽な運動がベストなんです。

息切れするようなランニングより、ゆっくりのお散歩、筋肉痛になるような筋トレよりゆったりストレッチ、というようにうっすら汗をかく程度の運動がちょうどいいんです。家の中で気軽にできるラジオ体操もおすすめですよ。

意外なことに、激しい運動はストレスになって運動をしない時よりも免疫力は低下してしまうそう。毎日10分程度の軽く体を動かす習慣が免疫細胞を活性化させて、免疫力がグンとアップするのです。

5. たくさん笑おう!

最近さまざまな研究で明らかになってきている「笑い」の効果。もちろん、免疫力アップにもつながっています。運動と同じように笑いの刺激も免疫細胞を活性化してくれるのです。

笑いはいわばストレスと正反対のもの。笑うと血行も良くなり緊張がほぐれて、副交感神経が優位になります。ふつう日中は交感神経の出番なのですが、笑うことで副交感神経が優位になり、スイッチが頻繁に切り替わることになります。すると自律神経のバランスも自然と整い免疫システムもスムーズに働いてくれることになるのです。

6. お風呂であったまろう

シャワーでさっと済ませてしまいがちな最近のバスタイム事情。でもしっかり浴槽につかることで、簡単に免疫力をアップすることができるんですよ。

まず、体温が上がると血管が広がって血流がよくなるので、血液にのって移動する免疫細胞が全身に行き届き、しっかり働いてくれます。

次に、お風呂にゆったり浸かってリラックスすると、一日の疲れとともにストレスも消えていきます。すると副交感神経が優位になって体が眠るモードに入り、寝つきも良くなるのです。しっかり眠れば、その間に副交感神経の働きで細胞のダメージが修復され、免疫機能も高められます。眠る前のお風呂習慣はいいことばかりですね!

7. シンデレラタイムには必ずベッドに

「シンデレラタイム」という言葉をご存知でしょうか?午後10時~午前2時までの4時間のことを指して、この時間に眠っていることが体のためにはベストといわれている時間帯です。

成長ホルモンが分泌される時間なので大人には関係がないと思われがちですが、そんなことはなく、細胞の修復を行いながら免疫力も高めてくれる大切な時間です。

なかなか10時に眠ることは難しいかもしれないので、遅くとも0時にはベッドに入って、シンデレラタイム内に眠っていることを心がけたいですね。

8. リラックスしすぎもダメらしい

ストレスが交感神経を過度に優位にして免疫力を下げる悪者であることは確かなのですが、実はリラックスしすぎても、今度は副交感神経が優位になりすぎて自律神経のバランスを崩す原因にもなってしまいます。

現代社会でリラックスに傾きすぎる生活を送っている人は少なそうですが、それでも長期の休みにあまりダラダラ過ごすのはよくなさそうですね。適度なストレスを刺激として、メリハリのついた生活を送るのが理想です。

気持ちいい!が元気を連れてくる

免疫力を高めることとは、体にもともと備わった免疫システムをスムーズに働かせること。弱っているのが非常事態なので、高めることよりも弱らせないことの方が大切なのかもしれません。気持ちよく暮らしていれば、がんばらなくても自然と元気になれそうですね。

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ABOUTこの記事をかいた人

白井はな

お米が大好きで、毎日お刺身定食が食べたいと願っている主婦ライターです。 言いたいことを柔らかく伝えられる大和言葉に癒され、文例集を愛読書としています。 「知識は身を助ける」をモットーに、念入りな情報収集も得意。 そんな毎日で得た知らないともったいないお役立ち情報を、みなさんのきれいと元気のためにお届けします。