老廃物を溜めこんでいるなら危険信号!

食べ物を消化してから、不要になった老廃物を外に出せるのが健康な体です。でも、老廃物を溜め込んでいるならば、体のあらゆる場所に影響して、さらには日常生活にまで影響することも出てきます。老廃物を溜め込まないように、からだを大掃除するにはどうしたら良いのでしょうか?

老廃物が溜まると日常生活まで影響?

よく耳にする老廃物という言葉について、正しく理解できているでしょうか?老廃物とは一体何なのか、どこに溜まりやすいのかについてお話します。また、日常生活にはどんな影響が考えられるのか知っておきましょう。

1.  糖化と酸化によって生まれる老廃物

私たちの体は日々さまざまな外的なストレスにさらされています。精神的なストレスばかりではなく、紫外線、化学物質、排気ガスなども体にとってダメージを与えるストレスの原因です。これらの外的要因によって、体の細胞が糖と結びつくことを糖化、酸素と結びつくことを酸化といいます。糖化は食事から摂取した余分な糖質によって体のタンパク質などとくっついて、細胞にダメージを与える現象です。また、酸化の原因としては活性酸素が有名ですね。これら糖化や酸化によって体にとっては不要な老廃物が日々作られているのです。

 

2. 老廃物が溜まりやすい4つの場所

老廃物は主に、呼気、尿、便、汗となって外に排泄されますが、スムーズに排泄できずに体の中で溜まってしまうと健康や美容にも影響してしまいます。血液に乗れば全身の至るところに老廃物は回ってしまいますが、特に体の中でも溜まりやすいのは次の4つの場所です。

 

■ 血管

血管というと、酸素や栄養素を運ぶ血液の通り道ですが、実は老廃物を処理するための大切な場所でもあります。血管の中でも老廃物を運び出す役目をしているのが静脈。もし静脈に何らかの異常があって流れが悪くなったり、詰まってしまうと老廃物の運び出しがスムーズに行われなくなってしまいます。

 

 

■ リンパ管

老廃物といえばリンパ管に溜まりやすいのは聞いたことがある人も多いのでは?リンパ管は静脈と繋がっている管であり、中にはリンパ液が流れています。そして、手足の先から首の方まで流れている間にはいくつかのリンパ節があります。このリンパ節には体にとっては異物である病原体や毒素などを取り除いてくれる役目があります。リンパ管は毛細血管から漏れ出た水分をすくい取って、血管の静脈へと戻してくれる役目を持っています。老廃物もリンパ管を通って回収されていきます。しかし、リンパ管には心臓のようなポンプの機能が無いので、流れがとても緩やかです。筋肉の支えによって一定の流れを作っていますが、加齢によって筋肉が衰えてくるとリンパの流れも悪くなってしまいます。

 

 

■ 大腸などの内臓や皮膚

老廃物として忘れてはならないのは便です。大腸では食べ物が消化された後のカス、死んだ腸内細菌などの老廃物が溜まって便が作られます。しかし、食事の乱れ、ストレス、運動不足などによって腸の動きが悪くなり便秘がちになると、老廃物が溜まりやすくなってしまいます。溜まった老廃物からは体にとって有害なガスが発生し、悪玉菌が住みやすい環境を作り、ますます便秘を悪化させることにも繋がります。また、大腸のみならず、皮膚も大事なデトックス器官です。汗として老廃物を排泄したり、角質も老廃物の一つ。皮膚にある毛細血管の働きが落ちると、細胞の生まれ変わりが正常に行われなくなり、老けてみられやすくなってしまいます。

 

 

■ 骨

骨と骨の間にも小さな隙間があり、老廃物が溜まりやすい場所です。特に、頭蓋骨の骨と骨の間に老廃物が溜まると顔のむくみ、しわ、たるみなどの原因にもなると言われています。老廃物を溜めないようにするには、マッサージや適度な運動などを続けることで、全身が凝り固まらないようにすることも大切です。

 

 

3. 日常生活のレベルが低下することも

老廃物が溜まると有害な物質による悪い影響を受けるようになります。だるさ、倦怠感、眠気、肌荒れ、イライラなどの不調を訴えるようになり、ひどくなってくると日常生活にまで影響を及ぼすこともあります。家事や仕事などの集中力やスピードが落ちて、日常生活に支障が出ることにより、ますますストレスが溜まって悪循環に陥ってしまう可能性もあります。

 

老廃物を出すためには「腸」が大事

老廃物は体に溜め込まないことが大切です。老廃物は汗、尿などと一緒に外へ排泄されますが、一番のデトックス器官はやはり腸です。

1. 老廃物や毒素の70%は便から排出

汗、尿、大便として老廃物は体の外に排泄されていきますが、その中でも便として排泄される割合が70%と一番高く、次が尿の20%、他は爪(皮膚)、毛髪としての排泄です。つまり便としての排泄が最も重要であり、その排泄の役目を担っている腸の健康を保つことが老廃物を排泄するための鍵を握っているのです。

 

2. 便が溜まると悪玉菌が発生して悪循環

そもそも便が溜まるとなぜ体に悪いのか知っていますか?便が溜まると悪玉菌が増えてしまい、腸内にあるタンパク質を悪玉菌が分解するときにアンモニアやスカトールなどの有害物質であるガスを発生します。これらのガスがお腹に溜まると、臭いの強いオナラが発生するだけでなく、ガスが体内に吸収されるときに水分も吸い取られて便が硬くなってしまうのです。便が溜まることでますます便秘になるという悪循環に陥ってしまわないようにしましょう。

 

老廃物を溜めないデトックス法

老廃物を溜めないようにするには、老廃物を出せる体を作ることが大切です。次の4つのデトックス法をおさえて、体に老廃物を溜め込まないようにしましょう。

1. 乳酸菌を摂取して腸内環境を整える

腸内環境を整えるためには乳酸菌を摂取して、体にとって有用な善玉菌を増やすことが大切です。乳酸菌には胃酸によって死んでしまう場合と、生きたまま腸に届く場合に分かれます。生きたまま腸に届いた乳酸菌は、悪玉菌の増殖を抑えて、腸内細菌のバランスを整えてくれます。また、胃酸によって死んだ菌も無駄にはなりません。生きた乳酸菌によって活性化されて、悪玉菌を吸着して外に排出するのを助けてくれます。乳酸菌は腸に定着してとどまる訳ではないので、毎日続けて摂り続けることが大切です。乳酸菌はヨーグルト以外にも、味噌、納豆などの発酵食品から摂れます。もし食事だけでは補えない場合には、サプリメントを活用するのもおすすめです。

 

 

2. 水分をたっぷり摂る

水分が不足すると便が硬くなって、便秘を引き起こす場合があります。また、水分は尿を作り出して老廃物を排泄するためにも必要です。1日あたりの摂取目安はだいたい1.5Lから2L程度です。一気に飲むよりも、こまめに飲むように心がけることも大切です。また、朝起きてすぐにコップ1杯野水を飲むと、胃腸を刺激してぜん動運動が起こりやすくなります。起きたら空腹な状態でまずは水を飲むように習慣づけて、朝からスッキリと快便を目指しましょう。

 

 

3. 食物繊維をしっかり摂取

食物繊維は便秘対策の基本中の基本ですが、なかなか十分に摂取できていない人が多いようです。食物繊維には便のかさを増して排便を促したり、ぜん動運動を起こしたり、有害物質を吸着して外に出す役目などがあります。食物繊維を多く含む海藻類、豆類、イモ類、きのこ類、玄米などを取り入れて腸内環境を整えていきましょう。特に、ナッツ類には食物繊維だけでなく、腸の運動を助けてくれるビタミンEも含まれます。一つの種類にこだわらずに、色々な種類の食材をバランスよく食べて食物繊維を補うようにしましょう。

 

4. 運動や入浴で汗をかく

汗をかくことも忘れてはいけないデトックス法です。運動といっても、額にうっすらと汗をかく程度の適度な運動で十分です。ウォーキング、軽めのジョギングなどで気持ちよく汗をかけば、体もスッキリするだけでなくストレス解消にもなります。運動は苦手という方は、入浴がおすすめです。デトックス効果を高めたいならば、粗塩をひとつかみ加えたお湯につかる入浴法が効果的です。粗塩を加えたお風呂は体内に溜まった重金属などの有害物質のデトックス作用もあるといいます。運動や入浴で汗をかいて体の中に溜まった毒素を出して健康を維持してきましょう。

 

老廃物を出して健康を目指そう

老廃物はあらゆる場所に溜まって、体にとって有害な作用をもたらします。老廃物は目では見えにくい部分で悪さをしている場合もありますが、老廃物の中でも自分で確認しやすいのが便であり、健康のバロメーターにもなります。あなたも自分の便の状態を毎日チェックして、老廃物を出せているかどうか気にかけてみてください。

 

参考文献

オムロン「老化の原因「糖化」を防止しよう」
http://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/139.html

国立循環器病研究センター「血管の病気・・・「こぶ」と「詰まる」」
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/blood/pamph10.html

たかの橋中央病院「リンパ浮腫を理解するために」
http://www.jinyoukai.or.jp/byouin/topics/senmon/rinpa/rikai/rikai.html

小林製薬「腸の老廃物って?」
http://www.kobayashi.co.jp/brand/cleansil/waste/

いちよし接骨院「骨気、整筋フェイシャル」
http://ichiyoshi-seikotsuin.com/menu/facial-acupuncture_straighten

フジッコ「乳酸菌の働き」
http://cremoris.fujicco.co.jp/work/

大正製薬「便秘の仕組みについて」
http://www.taisho.co.jp/colac/sub07_c.html

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